南関東は、桜のシーズンも今週が最終か。思い返せば、桜が咲いて見ごろを迎え始めた頃からの公休日が、ことごとく天気の巡り会わせが悪かった。仕事の日は、ライトアップの終わりの時間に間に合わない。それだけでも、遣る瀬無い思いがしていた。
早くも散ってしまった桜も多い中、焦る気持ちもあって、本日の貴重な公休日は、「イテマエ撮影」とでも言いましょうか(^^)、成田のさくらの山公園と、都内の夜桜撮影を強行!!
昨晩、そして今朝、天気予報を見ては、今日は、晴れ間が覗かせるチャンスがある!と、信じていた。信じたい…というのが正確かもしれない。予報は、曇りのち雨。降水確率は、15時から18時までが40%。それ以降は、降水確率は20%。「20%か…。よし!雨は止むはず!絶対に(^^)。止んでももらわないと困る(^^;)」
午前中には、さくらの山公園へ行き、3時ごろまで撮影をして、ちょうど雨が降る時間帯に、都内へ移動し、雨が止むのを待って、夜桜を撮影するという予定を組んだ。

AF-S VR Zoom Nikkor ED 70-200mm F2.8G(IF)
風向きは北の風。予報通りで、北へ離陸する飛行機と桜を絡めた写真を撮影できる!…と、いとも簡単に撮れるかのように思っていたが、そうはいかなかった。飛行機の行き先、そして機体の重量によって、離陸の角度が様々だからだ。桜の木を選んでみては、上がる角度をチェックしつつ撮影するものの、いい木が見つからない。撮る写真のどれも、機体の腹ばかりのアングルだったりと、イメージとは程遠い。
「前回来た時に、綿密にロケハンしておくべきだった( ̄。 ̄;)」と思うも、後の祭り。「前回来た時は、離陸に巡り合ったのは一機だけで、他は着陸撮影だったからな…」。実際そうだった。ロケハンしようにも、どんな角度で上がっていくか知らないので、見当がつかないのも仕方が無かった。悶々としてくるばかり…。
70mm(換算105mm)で納まりのいいものを探しているうちに、良い場所を見つけた。20mほど前方にある桜の木、そして、私のすぐ左の方にある桜の木と絡める。そこで、何機か撮影していくうちに、それまで一面曇ばかりの空に、青空が覗かせている部分があった。風向きも良好でちょうど背景に青空が納まりそうだ。
「おぉ!いい感じ(^^)」
雲の切れ間もほんの僅かで、その部分を背景として、別の飛行機が丁度良い角度で来るという保証もない。待っているうちに風向きが変わって、ランウェイ・チェンジ(離着陸方向の変更)が行われてしまったら、撮れないかもしれない限られたチャンスだ。
万全を期するために、改めて、撮影の設定をチェックする。中央重点測光、露出+0.3補正、ISO200、シャッター速度優先AEで、1/500秒でF8〜F11の範囲で決まるはずだ。
次に、AFエリアとAFモードを、再確認する。

ダイナミックエリアAF、シングルエリアAF、AF-C、そして、この地点を見つけて、試しで撮影したとおり、
11点あるAFエリア(測距点)、各ショット毎に、中央のすぐ右⇒中央⇒一番左へと、自分で移動させながら流し撮りをする手法でいく!。一発目のショットからラストのショットまで、正味8秒前後。ワンショット毎に、機体の位置と桜の位置を確認しながらAFエリアを変えるのには、1秒ちょっともあれば充分なことが分かった。連写は、もちろん使わない。AFエリアを変えながら流し撮りをするため、一枚ずつの撮影だ。
後は、イメージした構図の通りの角度で離陸してくる飛行機を待つばかりだ。
そして…それは来た!一発目から、思い通りの位置へ機体が飛んできた。これならイケる!

(1)

(2)

(3)
AF-S VR Zoom Nikkor ED 70-200mm F2.8G(IF)
【測距点(オートフォーカスエリア)】
上の3枚は、飛行機を追いながら、以下の測距点に手動で移動させながら撮影。プロの方でも使うテクニックだと思う。

(1)

(2)

(3)
ファイルナンバーの通り、各ショット間の2ショットは削除。テンポを掴むために撮ったショットは、桜の木の背景に機体が隠れてしまったので削除。
続きは、明晩です(^^)
★さくらの山公園★場所はこちら ⇒
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posted by Wao!! at 23:24
| 東京 ☔
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